「12LABO vol.3 サウナの日にサウナのお話」イベントレポート

 

みなさん、3月7日は何の日だかご存知でしょうか?

 

最近雑誌で特集が組まれていたり、テレビやネットの情報でも取り上げられる機会が増えてきた

「サウナ」の日です。

 

そんなサウナの日、3月7日(木)20:00-に、新宿駅直結のシェアオフィス12SHINJUKU8階のイベントセミナースペースにて開催された「12LABO vol.3 サウナの日にサウナのお話」。

 

本イベントを企画をしたのはサウナ初心者という12SHINJUKUキュレーターの岩本さん。

岩本さんの知り合いにはサウナをつくっていたり、よく使っている人もいるけれども、みんな楽しそうに話しているので、自分もサウナをもっと楽しんでみたいと思い、そこでサウナに詳しい方にサウナの話を聞いてみるというイベントを開催しました。

 

ゲスト(左):大智由実子さん

洋書のディストリビューションを行うMARGINAL PRESSを立ち上げ、世界各国のインディペンデントマガジンやアートブックを日本に紹介。2016年よりサウナの魅力にはまる。趣味は世界のサウナ巡り。サウナ・スパ健康アドバイザーの資格も持つ。資生堂の花椿webにて『世界サウナ紀行』連載中。

 

ゲスト(右):岩田リョウコさん

2012年に立ち上げたコーヒーブログ「I Love Coffee」が人気となり2015年にアメリカで書籍化。日本語著書『シアトル発ちょっとブラックなコーヒーの教科書』の発売をきっかけに拠点を日本へ移す。宝島社リンネル・クラリネにて『乙女のサウナ道』を連載執筆。サウナ好きが高じてサウナ・スパ健康アドバイザー資格取得。フィンランド政府観光局フィンランドサウナアンバサダーに任命される。

 

はじめにーサウナのいろは

 

まずはサウナのいろはとして、サウナ初心者にもわかるようなサウナの基本知識を4つのポイントで紹介していただきました。

 

(1)サウナはフィンランド語

サウナの発祥の地は、実のところははっきりしていないと言われています。ただ、サウナという言葉自体はフィンランド語で、蒸し風呂という意味です。ロシアやドイツでは別の言い方をしています。

 

また日本でも風呂という言葉の語源でわかるように、最初は蒸した蒸気のお風呂に入っていました。今のようにお湯につかる様式が最初からあったわけではありません。

ちなみにサウナの発祥の地であるかどうか定かではありませんが、フィンランドは人口550万に対してサウナの数は330万と言われるほどにサウナが栄えたサウナ王国なのです。

 

(2)ロウリュは石に水をかけること

少しサウナが好き、行ったことがある方ですと「ロウリュ」という言葉聞いたことあるかもしれませんが、「ロウリュ」というのは石に水をかけることをいいます。あがった蒸気をあおぐことと勘違いされていることもありますが、それはドイツの「アウフグース」と呼ばれるスタイルを指します。

 

(3)サウナ、水風呂、休憩でセット

サウナ室で血管を拡張し、水風呂で収縮、休憩で体や脳内など全身に血流がまわる、この一連の流れをセットとしています。体だけではなく、心の面でもリラックスするためにこの3つをセットにしてみてください。

 

(4)サウナの極意は「ととのう」こと

ととのう、というワードをサウナ関連の記事などでも目にする機会が増えてきているかと思いますが、ととのうとは、一言で表現するのは難しいです。人によっても感覚が違いますし、ちょっと言葉にもしにくいのですいが、気持ちが穏やかになり、覚醒、瞑想、癒し、マインドフルネスのような状態です。体もリラックスするのですが、どちらかというと心がととのう感覚です。

医学的にととった状態は言えていなかったのが、脳波を測定したら、ベータ波、アルファ波、シータ波すべてがあがっていた、ということはわかっているようです。

 

 

 

応用編ーサウナのあれこれ

 

初心者編に続いて、サウナの昔から今、また世界のサウナについてもう少し詳しくお話いただきました。

 

(1)日本のサウナ、世界のサウナ

日本のサウナは東京オリンピックの時に、フィンランド広めて、高度経済成長期からとくに最近まではおじさんが主に使う場所として広まってきました。サウナ室にテレビがあるのは日本オリジナルと言われており、本場フィンランドのサウナにもテレビはありません。なので、日本人がフィンランドのサウナに行くと、あれ、テレビないの?と思うこともあるようです。

日本のサウナもだんだんとおじさんのサウナから本場のサウナに近づいています。本場のサウナは、「自然と一体化」し、癒しや自分と向き合うことができます。

 

 

(2)サウナ+コワーキング

最近メディアで取り上げられる機会が増えていますが、横浜のスカイスパでサウナ+コワーキングスペースをつくりました。その理由は、サウナ利用者にビジネスユーザーの人が多かったからです。サウナのレストランスペースで仕事する人が多かったり、サウナ部という部活を社内でつくっているところもあると聞いていて、サウナ部の活動拠点としてもスカイスパが使われていました。そういったニーズに応えるように、サウナ後に館内着のままでミーティングして、喧々諤々したらサウナに入って、おなかがすいたらご飯食べてのような一日の仕事の仕方ができるようになりました。個人で集中もできるし、チームで使われることもあります。

 

(3)日常使いと、ご褒美のサウナの使い分け

家の近くにジムがあり、そこにサウナがあります。そこは日常使いとして、週1とか2で利用しています。気持ちをリラックスさせるためにも毎日のように行かずに、少しイライラがたまってきたかもなと思ったら行くようにしています。

いい施設にいくのは遠くてもご褒美だと思っています。日々調律の箇所とご褒美は使い分けています。

ご褒美は北海道や九州など全国のサウナ、ときには海外にも行きます。


お2人からのお話のあとは質疑応答もあり、そしてサウナイベントでは好例の?抽選会もありました。

たくさんのサウナ情報と、イベントの後には懇親会も開かれて、ゲストだけではなく参加者同士でのお話も盛り上がっていました。

 

個人的に気になったことの、まとめ3つ

 

・サウナは体よりも心をととのえるために行く場所

・いろはを教えてもらうと、同じものでも視点が変わる

・ご褒美に海外までいくアクティブさを見習いたい

 

 

さいごに

8階イベントスペースでは、プレイベントやオープニングイベントなど開催してきましたが、オープニング以降も継続的にイベントを開催していきます。

入居者だけではなくどなたでもご参加いただけるようなオープンなイベントを行いますので今後のイベントもお楽しみにしていてください。

→イベント情報(https://12shinjuku.com/topics/event

 

また、8Fのイベントセミナースペースは入居者以外でもレンタルスペースとして利用可能です。詳しくは以下をご覧ください。

→12SHINJUKUのレンタルスペース利用(https://12shinjuku.com/rental-space.php

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