「12LABO vol.4 キノ・イグルーの世界」イベントレポート

今回は「12LABO vol.4 キノ・イグルーの世界」のイベントについてご報告します。

映画を中心に様々なジャンルを横断した一夜となりました。

 

梅雨も明けて、猛烈な暑さがやってきた頃の7月30日(火)夜。

「12LABO vol.4 キノ・イグルーの世界」が開催されました。


ゲスト:有坂塁さん

移動映画館キノ・イグルー代表。

2003年に中学校の同級生・渡辺順也とともにキノ・ イグルーを設立。

東京を拠点に全国のカフェ、パン屋、酒蔵、美術館、 無人島などで、世界各国の映画を上映している。2016年からは映画カウンセリング「 あなたのために映画をえらびます」や、

思いついた映画を毎朝インスタグラムに投稿する「ねおきシネマ」 をおこなうなど、自由な発想で映画の楽しさを伝えている。

 

HP http://kinoiglu.com

Instagram @kinoiglu

 

 

はじめにキノ・イグルーの世界」

キノ・イグルーは、全国様々な場所で、世界各国の映画を上映する移動映画館です。

今回、我々12SHINJUKUチームでは、そんなキノ・イグルーさんに、

「12SHINJUKUで、映画上映イベントを開催できないでしょうか。」と、

お声がけさせていただきました。

映画を上演して頂くようなイベントを想像していたところ、

数日後に有坂さんから頂いたのは、意外なお言葉でした。

 

「ただ映画を上映するだけではなく、

今回は『キノ・イグルーの世界』を体験できるようなイベントにしたいと思っています。」

 

・・・!

 

「『キノ・イグルーの世界』を体験?一体どんな時間になるのだろう?」

 

きっと素敵な時間になるに違いない!というワクワクと、

内容が想像ができないドキドキが混ざりながら、当日を迎えることになりました。

 

 

開場。映画音楽によるお出迎え

19:00開場。

ぞくぞくと会場に到着する参加者をお出迎えしたのは、有坂さんDJによる映画音楽です。

普段、シェアオフィスのコンシェルジュが座るブースが、この夜限りはDJブースに様変わり。

映画音楽DJをする有坂さん。奥では参加者の皆様が談笑中です。

 

まずは皆さんに、「好きな映画」を好きなだけ書いて頂き、胸につけてもらいました。

書ききれないほどいくつも書く人もいれば、一つだけ書く人も、同じ映画を書く人も。

待っている時間お一人で来られたお客様同士が、たまたま隣に座った別のお客様と会話をしている姿も見受けられました。

 

当日参加者の皆さんが書いた映画たちの一部をご紹介。

パターソン/人生は奇跡の詩/デス・プルーフ/プーと大人になった僕/ショーシャンクの空に/ソディアック/セブン/雨に唄えば/グレイテストショーマン/ロシュマールの恋人/僕の叔父さん/アメリ/ローマの休日/グランド・ブタペストホテル/眺めのいい部屋/ベニスに死す/赤毛のアン/レオン/ウォールフラワー/つぐない/ギルバート・グレイプ/ドラえもんスタンドバイミー/ビッグ/キッズリターン/マンマ・ミーア!/バック・トゥ・ザ・フューチャー/きっと、うまくいく/風立ちぬ/コララインとボタンの魔女/Edward Scissorhands/Star Wars,Rogue One/Lady Bird/Good Will Hanting/秘密の花園/ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち/ルパン三世カリオストロの城/ジュリエットからの手紙/腑抜けども悲しみの愛を見せろ/クリクリのいた夏/季節の中で/ユーリーノルシュテインの角さとうのCM/ジャイアントピーチ/人生フルーツ/トイ・ストーリー/ユーリーノルシュテイン作品/青春デンデケデケデケ/ブリグズビー・ベア/ウォールフラワー/カイロと紫のバラ/…

 

holidayによる、ビジュアルとケータリング

 

今回は、葉山を拠点に「食とデザインとアート」を中心に活動しているholidayさんに、イベントのビジュアル制作と、ケータリングをお願いしました。

HP http://we-are-holiday.com/about.html

イベントビジュアル designed by holiday

 

赤いリンゴがとってもキュートなイベントビジュアルには、こんな思いが込められていたそうです。

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ニュートンは物理の世界に、

スティーブ・ジョブズはITの世界に

キノ・イグルーは映画の世界に

革命を起こした。

「そこにリンゴが1つあれば、キノ・イグルーは映画を上映してしまう」

が、コンセプト。

そこから何が始まるか?ワクワクするような物語の表紙を描かせてもらいました。

 

holiday Instagram より)

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これまで一緒にタッグを組んできたからこそ生まれたコンセプト。とても素敵です。

夏らしく美味しく、見た目にも楽しめる食べ物・飲み物をご用意いただきました。

 

 小さなフラッグひとつまで・・!感激です。

 

またこの日は、キノ・イグルーとholidayを結びつけるきっかけであったという、holiday代表の堀出さんの息子のうたくんも、holidayメンバーとして参加してくれました。テキパキととても頼もしい働きぶりでした。

お揃いのエプロンをするholidayメンバー。

 

トークショー

音楽と食事を楽しんだ後は、イベントセミナースペースに移動し、有坂さんによるトークショーです。

 

「 Jリーグ百年構想クラブに内定していた男が、なぜ、日本で唯一の職業・移動映画館を始めることになったのか」というテーマでお話し頂きました。

 

思わず笑ってしまうエピソードで会場も和みながら、ゆったりと有坂さんのトークに聞き入りました。

 

途中から合流したキノ・イグルー渡辺さんが、一番後ろの席からトークに交わることも。

 

映画上映

トークショー後は、休憩を挟み、いよいよ映画上映です。

実は、今回のイベントは、何を上映するか全く告知せずに参加者を募集しました。

 

どの作品をどんな順番で上映するかは、会場の雰囲気や参加者の反応を見ながら、その場で有坂さんに決めて頂くスタイルにするためです。

イベントセミナースペースに芝を敷くのも今回初めて試み。椅子に座るのとはまた違ってリラックスした雰囲気でした。

 

この日上映した映像作品は、国も、ジャンルも、年代も様々な映像たち。

この日の上映がなかったとしたら、出会うことがなかった作品も含まれていたと思います。

それでも実際に観てみると、自分の持っている世界の引き出しが一つ増えたような気持ちになり、

有坂さんの解説も加わり一層濃密な時間になりました。

レビューコメントや予告編をみて決めると、どうしても自分に興味がありそうな作品を無意識に狭めてしまいがちですが、全く知らない世界の映画をみてみることが、自分の世界を広げたり、心を豊かにするきっかけになることを実感しました。

 

皆さん表情が素敵。何の作品を見ているときでしょう・・・?

 

映画おみくじ

映画を見終わった後、もう一度ラウンジに戻ってきて、余韻に浸っていると、有坂さんが中央の大テーブルに何かを広げシャッフル!

カードを混ぜる有坂さん。

 

そう、これはキノ・イグルー名物の「映画おみくじ」!

おみくじには、手書きで、3本の映画が書かれています。

かわいらしいハンコも何だか嬉しい。

 

新しい映画との出会ったところで、イベントは終了となりました。

 

隣の人ともおみくじを見せ合いっこ。

 

個人的に気になったことの、まとめ3つ

・「映画」は、知らない人同士を繋いだり、打ち解けるきっかけになる。

・全く興味のない映画こそ、見てみると自分の世界を広げてくれるきっかけになりうる。

・映画館で上映する作品だけが「映画」ではない。映画はとても自由に楽しめる。

 

 

さいごに

 

8階イベントスペースでは、今後も継続的にイベントを開催していきます。

→FBイベント情報(https://www.facebook.com/12shinjuku/

 

8Fのイベントセミナースペースは、入居者以外でもレンタルスペースとして利用可能です。詳しくは以下をご覧ください。

→12shinjukuのレンタルスペース利用(https://12shinjuku.com/rental-space.php

 

 

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